日本の成人年齢「20歳」が変わろうとしている。

世界の流れは18歳を成人とする中、
我々は独自の取材で珍しい村を見つけた。

イシの村だ。

取材に訪れたイシの村では16歳で成人の儀式が行われる。


成人の儀式7のコピー
 (この日、成人の儀式を控える男性に語りかける村長のダン氏。)
成人の儀式8のコピー



成人年齢を16歳と規定するイシの村。
我々取材陣は、そこに潜む光と闇を見つめた。


・日本の成人年齢と結婚年齢


ここで最近の成人年齢の政治的動向をまとめておこう。

 上川陽子法相は4日の閣議後会見で、成人年齢の20歳から18歳への引き下げと、結婚年齢を男女共18歳に統一する内容を盛り込んだ民法改正案を、秋の臨時国会にも提出する意向を示した。長い間、成人年齢の引き下げは議論されて来たが、慎重な意見が多く、なかなか動きを示さなかった。

先進国の多くは既に成人年齢は18歳に引き下げられており、日本はこれに追従する形となる。世界の90%の国は18歳で成人になることが規定されている。
結婚年齢については日本の法制審議会は1996年に「男女共に18歳」とするよう答申している。

1996年に答申があったにも関わらず、改正案の提出が極めて遅い
その他の法案を強行採決するわりには、
こういう改革に対して慎重になるあたりが何とも日本の悪いところと言える。
世界の空気を読んでいると思わせてしまう法案提出も、日本らしいと言えるのかもしれない。


しかし、この村は違う。

・先進的な小さな村の大きな課題


成人の儀式5のコピー
(散歩中にも関わらず、快く取材に応じてくれた。)

この言動から、
この村は、男女共に結婚年齢は16歳に統一していると考えられる。 

つまり日本の現行法の結婚年齢「男性18歳、女性16歳」の、
女性の年齢に合わせて男性を引き下げた形だ。

成人年齢や結婚年齢において慎重になってしまうことの大きな要因は、
責任能力」 であると言われがちだが、果たしてそうだろうか。



この村は先進的である。
ただ、規定が先進的であるが故に、追いついていないものがある。


16歳までに成人としての責任能力を養うシステムだ。


この村には小さな商店と、村人の家しかなく、
責任能力を養う教育機関、および、そのシステムが構築できていない。
あまりにも無責任な村ではないだろうか。


成人の儀式17のコピー
(この日、成人を迎えたフジミさん。)

そして成人したばかりの、この男性もメラしか覚えていない。
メラを覚えたばかりの男性に責任能力を問うのは極めて難しい話だ。

私も実際にメラを使ってみたが、小さな火を放つのみの、まだまだ未熟な魔法と言える。


イシの村

・結婚年齢を16歳に引き下げた村から見えてきたもの。


それは

「16歳の責任能力」ではなく、 
「16歳までに責任能力を養うプログラム」を、
大人が構築できていない点である。


これはもちろん日本にも言える。
冒頭で言った通り、臨時国会に改正案が提出される予定だが、
「成人までに責任能力を養うプログラム」を整えない限り、
この改正案は未熟であると言えるし、無責任なのは大人の方だ。



年齢は関係ない。
何歳に引き下げるべきかを議論するのではなく、
何歳までなら責任能力を養うプログラムを作れるかを議論すべきなのだ。


成人した政治家や有権者が、いかに未熟で無責任な大人なのか。
我々の襟を正すことなく、子供に責任を押し付けるのは御門違いなのである。




黒澤「でも16歳でメラ使えんのすごくね」

ササキ「早く村を出ましょうか」

黒澤「無責任な大人かよ」


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