ゴミ捨て場を漁り、
ゴミ収集車を追いかけ、
ゴミ処理場の山の中から、
やっとのことでドラクエXIの早期購入特典を見つけた
ゴミまみれの僕。

仲間に助けられながら見つけたのはこれ。


特典


アイテムを
先行入手できるらしい。

それで手に入るのがこれだ。


成金ベスト


戦闘後に入手するゴールドが増える金ピカのベスト、

なりきんベスト


みんなはこれに何の疑問も抱かないのだろうか。


「なりきんベスト」を着ると、戦闘後にもらえるゴールドが増えるらしい。 
そんな簡単に増えたゴールドで買ったものに、価値があるのか。


僕は努力とか汗水垂らしてみたいな話をしているんじゃない。
そんなクソジジイの戯言が言いたいんじゃない。
これからも日本人は「努力の消耗戦」によって追い詰められていく。
それは「努力」をどう捉えるかという、
日本の大きな問題点として論じるべきテーマである。



今回の問題は、ゴールドが「増える」ということだ。
小さめ



僕もかつて株式投資やFXで資産を「増やす」ことをしていた。

画面で増減する数字に一喜一憂する。
実体としてあるかもしれないが、数字が並んでいるだけだ。
まだ手に入れていないモノに喜んだりするのは滑稽だ、と自分でも思った。

しかしそれはマシだった。
問題はその後だった。


気がつくと僕は、その数字の増減に何の感情も抱かなくなった。


「冷静に運用するために、それは良いことだ」とトレーダー達は言う。 


確かにそれは一人前のトレーダーの証だろう。
ただ人間としては、果たしてどうだろうか。


人間は物々交換で、お互いの希望が一致することは難しいことを知った。
そこでゴールドという一つの価値基準を作り上げた。
それはあくまで人間が作り上げた基準の一つに過ぎない。


しかしゴールドが人間を支配するようになった。


ホリエモンはゴールドを錬金術のように増やしていったし、
リーマンショックでは多くの人間がゴールドの動向に苦しんだ。


人間が作り出したゴールドという基準は、あまりにも便利すぎた。
人間の営みを全てゴールドが支配するようになってしまったのだ。


このゴールド主義社会は、
もう誰にも止めることはできない。


ただ、ゴールドの根本は、

「人が豊かに暮らすための基準」

だということを忘れてはいけない。



ゴールドをもらい、喜ぶ。

ゴールドを失い、悲しむ。


その過程こそ、人間にしか出来ない豊かな営みだということを。


だから僕は、
戦闘後に入手するゴールドが増える金ピカのベスト、
「なりきんベスト」なんかいらない。




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ドラクエ童話「しあわせのベスト」