先に言っておこう。
僕は変態である。




正確に言えば、飲みの席で性癖を話すと、
「変態だ」と言われるから変態ということにしている。

今日、僕の性癖の話は割愛する。
今回の本題ではないからだ。


客観性のある変態は、変態か。
自覚ある変態を変態と言っていいのか。



そう思ったのは、村にいたこの人と出会ってからだ。



ドラクエゲーム画面 - 493のコピー


ゾーンを語る、この男性。
男性と決めつけるのも失礼かもしれない。
しかし、この方の性自認についても割愛する。
これもまた今回の本題ではないからだ。

仮にこのような人たちを「変態」と仮定する。

このような装いの方は村に三人ほどいた。
かなりボンデージに寛容な村だと思う。
(ボンテージと呼ばれることもあるが正しくはbondageらしい)





分からない方に説明するとボンデージとは






とか


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とかのことだ。

SMの女王様みたいなイメージを持たれがちのボンデージだが、
もちろん男性用もあるし、そこにSMという概念がない場合も多々ある。





他の村人の服装はいたって普通で、
変態も堂々と立っている。

自らの装いが村との違和感に気づいた上で、
堂々と暮らしているのだ。


変態であるという自覚を持ち、
他人に迷惑をかけない範囲で変態をする。



それが果たして変態なのか。

僕は疑問を持たざるを得ない。


ドラクエゲーム画面 - 491


「攻撃を受けると、ゾーンに入る」
これはSMの類と思っていいだろう。

しかし、この変態は、
誰にも攻撃をしてくれとも言っていないし、
誰のことも攻撃していない。 

自分の趣味の範囲でボンデージを着用し、
自分の制御が効く範囲でゾーンに入っているのだ。 


この象徴的な佇まいを見て、「変態」だと思い、
「変態」という言葉の想像をここで諦めてしまうのは、
それこそ人間の尊厳である言語を放棄するという、
「変態」的行動ではないだろうか。


何を持って「変態」を定義し、
「変態」をネガティブな言葉として使う権利が誰にあるのか。



僕はドラクエを通して、
変態について真剣に考えてみようと思う。


僕を含め、
人は皆、変態なのかもしれないのだから。 




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